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里山が繋ぐ歴史の道!大船~鎌倉散策トレイルランニングコースをチェック!

横浜店

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こんにちは、ストライドラボ横浜店の安田です。

今回は当店近辺にある里山のコース、「六国見山」と鎌倉アルプスをめぐる「天園ハイキングコース」をご紹介します。

六国見山は標高は147.3mと小さな山ですが、その昔、相模、武蔵、安房、上総、下総、伊豆の六石を見渡すことができたことから「六国見山」と名前がつけられたそうです。

大船駅から徒歩で六国見山を目指すと、北条氏にゆかりのある「常楽寺」や、尾根を掘削して作られた道「高野の切り通し」といった歴史を感じることができるスポットを通ることができます。

今回はJR京浜東北根岸線最南端の「大船駅」からスタート。
ここからトレイルのスタートポイントとなる「六国見山」の登山口までは約2km。
大船駅から南東方向へロードを走って市街地を抜けると緩やかな上り基調の住宅街に入っていきます。

獣道から歴史の道へ!六国見山はどんなコース?

地図を見ながら「大船町内会館」と言う建物を目印にして住宅街を進んでいくと、建物手前にある大きな駐車場に出会います。駐車場の脇にひっそりと伸びているトレイルに入ると左右に土の壁が切り立った「切通し(山の尾根を人工的に掘削した道)」と呼ばれる歴史スポットに出会います。

ここは「高野の切通し」と呼ばれる鎌倉時代に造られた道で、木の根が張り出し、苔むすことでより一層歴史を感じさせてくれます。
そのまま進むと「大船高校」の脇を通って六国見山森林公園に出会います。木の階段の整備された道を登っていくと展望台があり、湘南の海を眺めることができます。

この展望台が六国見山の山頂かと勘違いしやすいのですが、山頂はさらに奥へ進んだ道の脇にひっそりと佇んでいます。当時はこの山頂から「相模、武蔵、伊豆、上総、下総、安房」の六国が見渡せた事から「六国見山」と名付けられたそうです。
今は草木が生い茂って眺望はなく、標識が足元にあるため通り過ぎてしまわないよう注意が必要です。

山頂を越えると下り基調の道へ変わって、また一度住宅地へと降りてきます。

天園ハイキングコースとは?

ここからは「天園ハイキングコース」を使って山々を走って鎌倉北部をぐるりと回るようにしてトレイルの終点「瑞泉寺」を目指します。
ここからは基本的にハイキングコースの看板が出てくるので、自分の目指す場所まで迷わず進むことができます。

道のアップダウンはゆるく、気持ちよく走り続けることができます。

パワースポット「十王岩」

風化して滑らかになった岩に苔がついた、鎌倉独特のトレイルを楽しみつつ進んでいくと、岩肌に3体の仏像が彫られた開けたスポットに出会います。

「十王岩」と呼ばれるこの場所は鎌倉のパワースポットのひとつ。ちょうど鶴岡八幡宮の真裏に位置しており、鎌倉の街並みと海を一望できることもパワースポットといわれる理由かもしれません。

さらに十王岩には「喚き十王」という別名があるそうで、夜毎に不気味な音を立てていた事から呼ばれるそうです。建長寺のある場所が地獄谷と呼ばれる刑場だったことから、地獄谷で処刑された者の嘆き声だと当時恐れられていたそうです。
試しに聞いてみたいような、畏れ多いような・・・。一つのスポットをとっても物語があるのは、歴史ある街「鎌倉」のトレイルならではなのではないでしょうか。

瑞泉寺に降りてきて

十王岩からあとは少しアップダウンが出てきたり、岩を削って作った階段が出てきたりと少しテクニカルになってきます。「ゴツゴツ」というよりは風化して「滑らか」になった岩なので、天気次第ではスリップに注意したいところです。

十王岩から約1.5kmほど走ると「大平山」に到着。「鎌倉カントリークラブ」のすぐ横を通るので港南台方面の街並みが見渡せます。ここまで来ると道は登山道から少し幅のあるダート道に変化します。最後は下り基調の道なので気持ちよく駆け降りていけます。
降りていくと瑞泉寺の門に出会うのでここでトレイルは終了となります。

シーズンになりますとキレイな紫陽花を楽しむことができました。
このまま西へ進んでいくと鶴岡八幡宮方面へ行けるので電車で帰るのもアリです。
大船駅から鶴岡八幡宮まででちょうど10kmほどなので、手軽にトレイルを楽しみたい方や登山スタイルでトレイル上に点在する史跡をめぐるのも楽しめます。

自分のスタイルに合った遊び方でぜひ鎌倉の山々へ入ってみてください!

横浜には、ほかにも人気のトレイルランニングコースがたくさんあります!

横浜でトレイルランニング!おすすめコースや楽しみ方をチェック」でも、おすすめのランニングコースをご紹介していますので、ぜひご覧くださいね。

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