2022.12.12
COROS POD2 商品紹介
2022年11月に「POD 2」が発売開始になりました。
COROSのGPSウォッチ自体が非常に高性能ですが、さらにそれを補い詳細な計測を可能とするアクセサリーが「POS 2」です。
今回はもっと詳しく「POD 2」についてご紹介していきます。
・「POD 2」にできること
POD2を使用すると以下のことができるようになります。
・GPS技術の精度を上げる
・屋内運動の精度を上げる
・計測データを瞬時に表示する
・出力ペースの精度を上げる
・ランニング時のフォームを正確に測る
それでは一つひとつ詳しく解説していきます。
・GPS技術の精度を上げる
GPSウォッチでは通常毎秒おきに衛星と交信することで距離や標高を計測しています。
特にCOROSでは最大で5つの衛星と接続することができ、現在位置に対してどの衛星が接続しやすいかを判断しているので交信が途絶えるとこなく、正確な計測が可能になっています。
また、バッテリー容量が大きいので長時間の運動に対しても計測精度を犠牲にして稼働しなくていいので、他社のGPSウォッチに比べ非常に高い計測精度になっています。
しかしながら、高層ビル群やトンネルの中、山中でどうしても通信状況が悪くなり、計測データに乱れが出る場合があります。
「POD 2」の内部には9軸ものセンサーが内蔵されており、そのセンサーがランニング時の動きのデータを収集し分析。ベースアップ/ペースダウン等を常にチェックしているため、GPSデータの乱れが生じる際に自動的に補正し、それを時計に表示することが出るのです。
ランニングをしている最中にありえないほどペースが早く(遅く)なった経験はありませんか?
それは計測が正確に行われず不正確なデータが表示されてしまった状態です。
「POD 2」はそういった煩わしさから解放してくれる非常に便利なアクセサリーなのです。
・屋内運動の精度を上げる
先程説明した通り、POD 2に内蔵されている9軸センサーがGPS衛星の電波が届かない室内でも3Dで足の動きを計測。
トレッドミルや室内トラックでも正確な運動データを得ることができます。
今までのGPSウォッチをトレッドミルで使用すると 距離:0km、時間:1時間、平均心拍140bpm などと見返した時に参考にならない実績しか残らなかったので、室内でも正確に計測できるというのはトレーニング効率の観点からも非常に良いものとなります。
・計測データを瞬時に表示する
通常GPSウォッチでは急激なスピードの変化に対し10〜15秒ほどのタイムラグののち、計測結果を時計に表示します。
トラックランやインターバルで計測データが正確に表示されない場合があるのはこのためです。しかし、トレーニングを効率的に行うには定期的にデータをチェックし、目標に対して正確に走る必要があります。
POD2を装着することでデータのタイムラグ2秒程になり、リアルタイムなデータを正確に把握することができます。
・出力ペース(旧調整ペース)の精度を上げる
トレイルでは上りや下り、路面状況の違いにより常にペースが変わるため自分がどれだけのパフォーマンスを発揮できているのかが分かりづらいですよね。
出力ペースとはCOROS独自の指標の一つで、坂の上り下りでペースが乱れたとしても、その走っている時のパワーが平地で走っている時にどの程度のペースで走れる力が出ているかを分析して表示してくれます。
これを見ていただくと分かる通り、標高によりペースは変動していますが、出力ペースで見ると一定の力で走れていることがわかります。
この出力ペースをうまく活用することでゴールまでの大まかな目安の計算や、オーバーペースになっていないかのチェックができます。また、トレーニング後のデータを見ても自分の走りが分析しやすくなるので、非常に便利な機能です。
・ランニング時のフォームを正確に測る
「POD 2」をシューズまたはウエストベルトに着けることによって、ウォッチだけで計測する一般的な「距離・時間・ペース・ピッチ」だけでなくさらに詳しく計測を行うことができます。
これによりどれだけランニングが効率よく行えているのかを一目で見ることができ、自分の改善点が見えてくるので、パフォーマンスアップや怪我の予防にも繋がります。
POD 2をつけて計測できる項目
・接地時間
・ケイデンス
・左右のバランス※1
・上下動
・ストライドレシオ※2
※1:ランニング時の左右の設置時間の割合。
50%になっていると左右対称な設置になっている。
左右のバランスが偏っているほど怪我のリスクが高まる。
※2:上下動比。一歩のストライドでどれだけ体を前に進めることができているかを測定し、
ランニングの効率性を表す。
また、時計とPOD2どちらでも計測することで通常計測よりも計測が正確になります。
POD 2をつけて計測精度が上がる項目
・距離
・出力ペース
・ストライド
・標高
・標高差
・POD2 スペック
サイズ | 27.1×33.9×8.6mm | 耐水性 | 3ATM 充電ドッグは適応外 |
重量 (クリップ無し) |
5.6g | 動作温度 | -10°C~60°C |
重量 (チャージドッグ) |
17.6g | 保存温度 | -20°C~70°C |
フットクリップ素材 | 繊維強化ポリマー | 活動バッテリー | 28時間 チャージドッグ使用時168時間 |
ウエストバンドクリップ | シリコン | スタンバイモード | 50日 |
コネクティビティ | Bluetooth | 充電時間 | 2時間未満 POD 2とチャージドッグの両方 |
データシンク | リアルタイムの活動データを COROSウォッチが受信 |
充電用ケーブル | USB Type-C |
対応機種 | COROS PACE1を除く COROSウォッチ |
センサー | 気圧高度計 温度計 地磁気 加速度センサー ジャイロスコープ |
・利用可能なモード
走行距離 | ラン/トラックラン/インドアラン |
ペース | ラン/トレイルラン/インドアラン |
出力ペース | ラン/トレイルラン |
ケイデンス | ラン/トラックラン/ トレイルラン/インドアラン |
ストライド長 | ラン/トラックラン/インドアラン |
体温 | ラン/トレイルラン |
標高差 | ラン/トレイルラン |
標高 | ラン/トレイルラン |
グレード | ラン/トレイルラン |
L/Rバランス | ラン/トラックラン/トレイルラン/インドアラン |
設置時間 | ラン/トラックラン/トレイルラン/インドアラン |
ストライソハイト | ラン/トラックラン/トレイルラン/インドアラン |
ストライド比率 | ラン/トラックラン/トレイルラン/インドアラン |
・COROSアプリ、時計との接続
COROSアプリとの接続
スマートフォンのBluetoothをオンにしてCOROSアプリを開く。
プロフィール画面右上の「スキャン」のアイコンをタップ。
POD 2パッケージにあるQRコードを読み取り、接続。
POD 2はCOROSアプリの接続中のCOROSウォッチと接続されます。
COROSウォッチとの接続
POD2とCOROSウォッチのペアリング
時計右下ボタンを長押し→「設定」
「アクセサリ」→「Bluetooth」
検索されたら選択してペアリング完了
・校正方法
正確なデータ収集のため必要に合わせて校正が必要になります。
そのやり方を動画にまとめました。
・装着方法
※計測したい項目により装着位置が変わります。
・充電方法
POD2を使って、正確で快適なランニングをしてみてはいかがでしょうか。